【秋田】しみ抜きは専門店へ依頼！着物の帯は自宅で洗わないほうがいい？

水洗いできない素材が多い

そもそも着物の帯には、水洗いできない素材で作られたものが数多くあります。特に高級な着物の素材であるシルク（絹）は、水洗いできません。

綿素材や麻素材についても、縮んでしまうリスクがあるため、水洗いは避けるべきです。自宅に水洗い以外の洗濯方法がなければ、クリーニング専門店にご依頼ください。

帯芯や接着芯がはがれてしまう

帯芯や接着芯が入っている帯の場合、自宅洗いによってはがれてしまうおそれがあります。帯芯には、帯にハリを持たせたり湿気を吸い取ったりする効果があります。

帯と帯芯の縮み方が異なると、不自然なシワが入ってしまいます。それを改善しようとアイロンを当ててしまうと、変色や形が崩れてしまうことにつながります。

カビ発生の原因になる

不用意に自宅洗いをすると、カビが発生してしまう原因になりかねません。先ほどご紹介した帯芯などは乾きにくいため、乾かしが不十分であるとカビが発生してしまいます。着物にとって、水気は大敵です。

独特の風合いが損なわれる可能性も

自宅で洗うことで、独特の風合いが損なわれるおそれもあります。帯には織りや染など、様々な技法が施されていることが大半です。そのため、非常に繊細であり、色落ちもしやすいのです。

着物の帯を洗いたい場合は、原則としてクリーニング専門店に依頼することが基本です。

帯にはなるべく手を触れない

まず基本として、帯にはベタベタと触れないことが大切です。手には、皮脂や汚れがついているため、触るだけでも帯が汚れてしまいます。お手入れする際には、絹の手袋を使用するのが通常です。

食事中には特に注意

帯が汚れやすいシチュエーションとして、食事が挙げられます。食べこぼしが帯に付着しないように、ナプキンやハンカチを使用してください。飲み物を一滴こぼすだけでもしみ汚れとなってしまうため、ハンカチやナプキンを上手に使うことが求められます。

夏の汗対策は？

夏場に着物を着る際には、汗対策にも気を配る必要があります。暑くても可能な限り補正着（補正タオル）を使用することで、体型を隠すだけでなく汗を吸い取ってもらう効果も期待できます。

雨の日には細心の注意を

帯にとって大敵なのが、雨です。特に泥汚れは落ちにくいため、雨コートを着て着物を保護することをおすすめします。

ガード加工剤の使用も検討

市販のガード加工剤を使用することも、おすすめの対策の一つです。特に色が薄い・白の帯の場合は、ガード加工剤が大きな効果を発揮します。

対策をしても帯が汚れてしまった場合は、株式会社シーガルジャパンへお気軽にご相談ください。お客様のご要望を大切にし、丁寧に仕上げます。